デーブスペクターについて

次々と浴びせてくる難題は、本当は彼らが「西洋」そのものに切実に尋ねたいことであるのは分かった。しかし、政治家でも文学者でもない、高校を卒業したばかりの自分を囲んで、そんな難しいことを問いつめているのにおどろいた。まして聞き手がみんな年上なのに自分の返答を注意深くうかがっている様子を見ていると、ベンは奇怪なものを感じた。

リービ英雄、「星条旗の聞こえない部屋」 (講談社文芸文庫) より

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